ハングル書芸(한글서예)


日本での書道は、韓国語では書芸(서예)、書の芸術と表現します。
書芸は漢字書芸とハングル書芸に分かれています。

ハングル書芸では、まず「宮体」(궁체)と呼ばれる楷書から始め、
次に行書体、更には隷書体に相当する「版本体」(판본체)を学習します。

草書体などの韓国書芸史の名品などは鑑賞の対象になります。
しかし、書芸は鑑賞重視で勉強するよりも、実際に筆を持って腕に覚えさせるように絶えず反復練習しなければなりません。

筆が自由に動き、一画一画を丁寧に書けるようになってこそ、文字が美しく見えるのです。
書道の経験は問いません。







ハングル書芸 扇面作品



사랑이란사랑이란 / 유미성


詩人유미성(ユミソン)の詩の사랑이란(サランイラン:愛とは)を作品にしました。素朴な愛の詩なので、版本体で素朴感を出しました。
白い扇面用紙に白墨で字を書き、乾かした後で裏に墨を塗ると、
このように字が浮かび上がってきます。



사랑이란 한개를 주고 두개를 바라는 것이 아닙니다.
한개를 주고 한개를 바라는 것.
또한 사랑이 아닙니다.
아홉개를 주고도 더 주지 못한 한개를 안타까워하는 마음입니다.

愛とは、一つをあげて、二つを望むことではありません。 
一つをあげて、一つを望むことも、これまた愛ではありません。 
九つをあげても、あげられないもう一つを、もどかしく思う心が愛なのです。